[ 戻る ] [ イベント・行事等のご案内 ]

2001年度NIAS遺伝資源国際ワークショップ



1.ワークショップのテーマ:
 遺伝資源新国際条約以降における植物遺伝資源研究のあり方

2.テーマの内容:
 「植物遺伝資源に関する国際的申し合わせ」が改訂され、2001年11月に、食料農業植物遺伝資源のアクセスの促進と、遺伝資源の利用から生ずる利益の公平な配分を目的とする「食料農業植物遺伝資源に関する国際条約」が合意された。
 植物遺伝資源に関する新たな世界的な枠組みが固まった現在、急速に発展したバイオテクノロジーを研究、植物育種等に有効に利用するためには、遺伝資源へのアクセスの促進と利益の公平な配分が不可欠である。大学、民間企業、独立行政法人などのさまざまな研究分野からの専門家から、今後の植物遺伝資源研究の推進に深く関係する遺伝資源のアクセスや利益配分に関する現状や戦略を紹介してもらい、新条約の批准の合意形成の一助とする。

3.開催時期:2002年3月27日(水)、1日間

4.開催場所:(独)農業生物資源研究所 2号本館3階会議室

5.主催:(独)農業生物資源研究所

6.参集範囲: (独)農業技術研究機構、(独)国際農林水産業研究センター、(独)種苗管理センター、(独)家畜改良センター、農林水産省、大学(北海道大学、岡山大学、遺伝学研究所等)、都道府県試験研究機関(北海道農試等)、民間企業(サカタのタネ、種苗協会等、STAFF)、外国機関(IPGRI、韓国GB、中国GB等)、その他
7.講演内容:
10:00 歓迎あいさつ 柳川弘明(農業生物資源研究所)
10:10 ワークショップ開催趣旨説明 宮崎尚時 (農業生物資源研究所)
10:30 植物遺伝資源に関する国際的申し合わせ改訂の経緯(国際条約の成立の経緯)
       大川雅央(農業生物資源研究所)
わが国における植物遺伝資源新条約の扱い(FAO総会及びその後の取り組み)
       横井誠一(農林水産省農林水産技術会議事務局)
11:20 条約以降の植物遺伝資源研究に対するIPGRIの役割と日本に期待するもの(仮)
       Dr. Percy Sajise(IPGRI−APO地域代表)
13:00 オオムギ遺伝資源における学術研究と国際ネットワーク
       佐藤和広(岡山大学資源生物科学研究)
13:40 民間企業における植物遺伝資源のアクセスの現状
       野口博正(サカタのタネ)
14:20 遺伝資源新国際条約以降における都道府県研究機関の対応
       千藤茂行(北海道立植物遺伝資源センター)
15:00 遺伝資源新国際条約態勢下における独立行政法人の対応
       長峰 司(農業生物資源研究所)
15:40 総合討論 司会 池田良一(農業技術研究機構 作物研究所)
     司会 岩永 勝(国際農林水産業研究センター)
     コメント Dr. Park Nam-Kyu (大韓民国農村振興庁遺伝資源部)
       〃  外国バンク関係者
       〃  大川雅央(農業生物資源研究所)
17:00 閉会のあいさつ 栗崎純一(農業生物資源研究所)

同時通訳付   

 ワークショップ、懇親会参加の申し込みは、植物資源研究チーム(長峰)まで
 (電話:0298-38-7458、FAX:0298-38-7408、メール:tnagamin@affrc.go.jp)

[ 戻る ]