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イベントのご案内
平成15年4月17日
独立行政法人 農業生物資源研究所
「2003昆虫産業創出サミット」のご案内
−全国でのワークショップをまとめ、日本発シルクロードを展望します−
趣旨:
昆虫は、4億年にわたる進化の過程で海洋を除く地球上のあらゆる環境に適応するための様々な「特異機能」を獲得しており、微量の化学物質を感知するセンサー機能や様々な「生体高分子」、「有用タンパク質」を生産する能力を持つ「21世紀量大の未利用資源」です。
(独)農業生物資源研究所では、100年にわたる蚕糸・昆虫研究の蓄積をもとに、絹フィブロインなど昆虫由来素材の加工による生活・医療用品の開発、カイコを利用して合成困難なタンパク質を生産する「昆虫工場」など、昆虫利用技術の研究開発を進めていますが、世界的には、ヒトのゲノム創薬開発研究の高揚を契機に、害虫防除剤の開発などを目的とした昆虫ゲノムの解読が始まるなど、昆虫利用研究の競争は一気に加速しています。
このような状況をふまえ、平成14年度に東京、群馬、京都、福島、長野において昆虫産業創出ワークショップを開催し、これまでの研究蓄積と民間企業のみなさまがもつノウハウを結集して独自の昆虫製品を世界市場へ送り出す「日本発シルクロード」を作り出す方策を検討してきました。
本サミットはこれまでのワークショップを総括するとともに、14年度補正予算で開始されたカイコの全ゲノム解読研究の新展開を紹介し、ゲノム創農薬、昆虫工場、昆虫新素材の研究を製品開発に結びつけていくことを目的として開催を致します。また、フリーディスカッションや個別の意見・情報交換を予定していますので、多数のご参加をお願いいたします。
日時、場所:
平成15年4月25日(金) 13:30〜17:00
虎ノ門パストラル本館「葵の間」(東京都港区虎ノ門4-1-1 TEL.03-3432-7261(代))
主催等:
主催:
(独)農業生物資源研究所
共催:
農林水産省農林水産技術会議事務局、(社)農林水産先端技術産業振興センター
後援:
(予定)群馬県、福島県、京都市、農畜産振興事業団、(財)大日本蚕糸会、日本経済新聞社
内容:
研究開発サイドからのプレゼンテーション
カイコ全ゲノムの解読と初の「農業用ゲノム創薬」開発
平成14年度における活動の軌跡と市場予測
産業化までを具体化したビジネスプラン
産業界と自治体からのプレゼンテーション
民間からの期待
県、市町村からの期待
サミット共同宣言
特別講演 昆虫ゲノム情報への期待 吉川 寛(JT生命誌研究館)
昆虫産業よろずマーケット(個別相談会)
参集範囲:
民間企業、各種団体、大学、行政・研究機関(県、独立行政法人等)、報道等
参加申し込み:
4月18日(金)までに、別紙に従い参加者氏名、所属、所属部署、役職、住所、電話番号、ファックス番号、E-mailアドレス等を記入し、ファックスまたはE-mail でご連絡ください。
「別紙:2003年昆虫産業創出サミット」参加申込書
MS-Word6.0/95形式
、
一太郎Ver.7形式
「2003昆虫産業創出サミット」ポスター
クリックすると拡大表示されます。