2013年10月23日(水)〜25日(金)10:00〜17:00 東京ビッグサイト
生物研の出展内容
カイコやシルクの利用、遺伝子組換え植物の利用、ゲノム情報を活用した品種改良
について、ブース展示と講演(研究・技術プレゼンテーション)によりご紹介します。
ブース展示 (小間番号 生産 1208)
〜カイコやシルクの利用〜
遺伝子組換えカイコによる高機能シルクの開発 (講演あり)
蛍光を発する糸、組紐、反物や、世界一細い糸で作った着物をご覧下さい。
超極細シルクの着物
シルクタンパク質でつくる医療・香粧・電子材料 (講演あり)
オーディオや化粧品をはじめ、フィルムやスポンジなど、シルクの全く新しい使い方とその用途をご提案します。シルク素材を使ったオーディオの試聴や、有効成分としてシルク素材「高分子セリシン」を含む化粧品の試供もあります。
〜遺伝子組換え植物の利用〜
コメをプラットフォームにした医薬品開発
花粉症治療米のパック米(試作品)をご覧下さい(試食はありません)。また血圧調整米など、様々な「コメを剤型とした医薬品」もご紹介します。さらに「コメを使った有用物質生産」についてもご紹介。コメで生産した有効成分(IL-10)入りの化粧品も試供いただけます。
花粉症治療米のパック米
タバコ葉緑体形質転換体を用いた有用物質の生産
葉緑体に遺伝子を導入した「葉緑体形質転換体」を使った有用物質生産をご提案します。本技術を用いた、
農薬素材として有望な殺虫タンパク質の生産についてもご紹介。
〜ゲノム情報を活用した品種改良〜
新しいイネゲノム育種素材の開発 (講演あり)
イネの出穂(開花)時期を決める遺伝子「Hd16」を例に、ゲノム情報が品種改良に役立つ様子を解説します。
研究・技術プレゼンテーション
[C302] 10月25日(金) C会場 10:50-12:00
10:50-11:10 ゲノム情報を利用したイネ育種技術の開発と利用
(生物研・イネゲノム育種研究ユニット・主任研究員・杉本和彦)
ゲノム情報が品種改良に役立つ様子を、実例を挙げてご紹介します。
11:20-11:40 遺伝子組換えカイコによる医薬品や高機能シルクの開発
(生物研・遺伝子組換えカイコ研究開発ユニット・ユニット長・瀬筒秀樹)
遺伝子組換えカイコを用いて、医薬品原料となるタンパク質や、蛍光シルクなどの新機能シルクを作り出す「新しいカイコ産業」についてご紹介します。
11:40-12:00 シルクタンパク質でつくる医療・香粧・電子材料
(生物研・新機能素材研究開発ユニット・ユニット長・亀田恒徳)
スポンジ、水溶液、フィルム、チューブ、パウダー…。シルクを様々な形に成形する技術を開発しました。これら「シルク素材」の使い方とその用途をご提案します。
こちらもオススメ! その他のトピック
- 抗菌繊維:カブトムシ由来のペプチドを使った抗菌繊維
- 新素材「ビトリゲル®」:マグロゼラチン由来の化粧品、食品分野向け新素材
- 種子精選機:少量多品種用の種子精選機
- ウイルス農薬素材:害虫防除に利用可能なウイルス、及びウイルス由来物質
- 植物病害防除剤:難防除病害「青枯病」に効く天然物質
- 構造ベースの農薬開発技術:構造情報をベースに、昆虫ホルモンの輸送阻害剤(害虫防除薬を分子設計)
- 植物の開花を調節する技術:遺伝子組換え技術を用い、農薬の散布により開花期を制御できるイネを開発
問い合わせ先
これらの成果について、製品化に向け、共同研究や技術移転をして頂ける企業との連携を希望しています。ご興味のある方は、下記までお気軽にご連絡下さい。
(独) 農業生物資源研究所 広報室
TEL.: 029-838-8469, FAX.: 029-838-8465
E-mail: nias-koho@nias.affrc.go.jp
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