作物研究所

作物見本園

インゲンマメ

隠元豆、菜豆

「インゲンマメ」「インゲン」「インゲン」

英名: French bean、kidney bean
科名: マメ科
学名: Phaseolus vulgaris L.
種類: 豆類(食用)

起源

地図
原産地は中南米で、16世紀末にヨ-ロッパを経て中国に伝わり、わが国へは17 世紀末に僧 ”隠元”によって中国からもたらされたとされる。

作物的特徴

1年生の種子繁殖作物で、蔓性種と矮性種及びその中間型の半蔓性種がある。 草型により金時、うずら、手亡、高級菜豆に分類される。花色は白、クリ-ム、 紫等、また、種皮色は白、褐、紅、縞、斑等非常に多様である。温暖な気候を好 み、寒さに弱く、気温10°C以上、土壌温度9°C以上でないと正常な生育を遂げな い。

用 途

子実をあん、煮豆、甘納豆などに用い、また若莢を野菜として利用する。

生産地

わが国では子実用は北海道等で1.3万haの栽培がある。また莢いんげんは約0.9 万haで全国に広く栽培される、千葉、鹿児島、福島県等が主産地である。

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