野菜茶業研究所

枕崎茶業研究拠点

野菜茶業研究所枕崎茶業研究拠点
温暖な気候条件と世界各地から集めたチャの遺伝資源を活用して、チャの育種素材の開発とそれを支えるチャゲノムに関する基礎研究を行っています。

研究内容

沿革

当研究拠点は、国の紅茶試験研究の強化を図るために、1960年4月に九州農業試験場茶業部として、3研究室と庶務課が設置されたのが始まりです。その翌年 (1961年) 12月には、茶業試験場の支場として再編され、その後4研究室に拡充されて、1960年代後半まで、紅茶研究機関として、西南暖地における紅茶産業の進展に貢献しました。しかし、国産紅茶を巡る内外の情勢の変化から、1969年以降、試験研究の対象を紅茶から緑茶に切り替え、1970年代の暖地緑茶産業の飛躍的発展に貢献しました。

1980年代後半に入ると、全国的な緑茶産業の成熟に伴い、国の研究体制の再編気運が高まり、1986年12月に野菜試験場との統合により、野菜・茶業試験場久留米支場 (枕崎) として、暖地における茶の育種・素材化研究および暖地緑化植物の育種・栽培研究の拠点として、3研究室1総務分室体制で再発足しました。その後、1991年10月には緑化植物研究室が本場に移転して研究室は茶関係の2研究室のみとなり、1996年10月には、2研究室が統合されて暖地茶樹育種研究室になると共に茶栽培部への編入が行われました。

行政改革に伴う省庁再編に合わせて国立の試験研究機関の独立行政法人化が進められ、新しい世紀を迎えた2001年4月から、独立行政法人 農業技術研究機構 野菜茶業研究所の枕崎茶業研究拠点となりました。2003年10月1日からは、独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構、2006年4月からは、非公務員化された独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 (農研機構) 、さらに2015年4月から国立研究開発法人 農研機構に再編され現在に至っています。

拠点案内

枕崎茶業研究拠点の正門(A園南)
正門 (A園南)第1庁舎前よりの開聞岳と東シナ海第1庁舎前よりの開聞岳と東シナ海枕崎茶業研究拠点の育成園育成園枕崎茶業研究拠点のガラス室群ガラス室群

枕崎拠点の玄関(第1庁舎)
玄関 (第1庁舎)
茶遺伝資源保存園
茶遺伝資源保存園
緑茶実験室(手前)と茶種適性実験室(奥)
緑茶実験室 (手前) と茶種適性実験室 (奥)
枕崎拠点のガラス室内部
ガラス室内部

アクセス

所在地

〒898-0087 鹿児島県枕崎市瀬戸町87
Tel : 0993-76-2126 (代) Fax : 0993-76-2264

最寄駅

JR指宿枕崎線 枕崎駅
 ・ 枕崎駅からタクシー (約10分)

※研究所へは、知覧行き鹿児島交通バスも利用できますが、本数が少なく (1日5本) 接続も悪いため、タクシーの利用をお勧めします。

路線バス

  • 鹿児島市内から
    ・ 川辺経由 枕崎行きに乗車し、枕崎駅下車 (約2時間~2時間15分) その後タクシー (約10分)
  • 鹿児島空港から
    ・ 加世田経由 枕崎行きに乗車し、枕崎駅下車 (約2時間) その後タクシー (約10分)

自動車

九州自動車道鹿児島インターで指宿スカイラインに乗り継ぎ、川辺インターより約29km

周辺地図

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