品種詳細

べにまさり

カンショ「べにまさり」は、肉色の黄色が濃く、肉質はやや粘質で、食味が優れる。また、多収であり、早掘適性がある。萌芽性や貯蔵性も良い。青果用として、全国のカンショ作地域に適する。

主要特性

  • 「べにまさり」は、平成4年に「九州104号」を母、「九系87010-21」を父として交配し、選抜した系統である。
  • 上いも重は、「高系14号」より標準栽培で15%、早掘マルチ栽培で26%高い(育成地)。
  • 蒸しいもの食味は「上」で「高系14号」の「中」より優る(育成地)。
  • 蒸しいもの肉色は「淡黄」で「高系14号」の「黄白」より黄色が濃い。
  • 蒸しいもの肉質は「やや粘質」で「高系14号」の「中」と異なる。
  • 病虫害抵抗性は、サツマイモネコブセンチュウに「中」、ミナミネグサレセンチュウに「中」、黒斑病に「やや強~強」である。
  • 貯蔵性は、「コガネセンガン」や「高系14号」より優れ「やや易」である。
  • 萌芽性は、「コガネセンガン」や「高系14号」より優れ「やや良」である。

栽培適地

全国のカンショ作地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
14068
(2001年11月15日)
2002年3月22日 12964
(2005年3月23日)
20年
(満了日:2025年3月23日)
交配組み合わせ 旧系統名