品種詳細

ピルカ

長卵形で目(いも表面のくぼみ)が浅いため、皮がむきやすく、食味は「男爵薯」と同じくらいの美味しさで、肉色は淡黄色です。また、煮くずれが少ないので水煮料理に向き、特に家庭での調理に最適です。現在のばれいしょの主要品種となっている「男爵薯」や「メークイン」より収量が多いことに加えて、近年問題となっているジャガイモの重要病害虫であるジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っています。

主要特性

調理形質

  • 肉色は淡黄色で煮くずれ程度が少なく、水煮料理に向いており、食味は「男爵薯」並みに優れます。
  • 目が浅く、皮がむきやすいので、家庭での調理の際の取り扱いが容易で手間がかからないだけでなく、加工業者にとっては機械剥皮後に必要なトリミングの数が少なくなるので、コストの低減が図れます。

農業形質

  • 「男爵薯」や「メークイン」よりも多収です。
  • ジャガイモシストセンチュウに対して抵抗性を有するため、センチュウ被害を低減できることに加え、本品種を栽培することで栽培ほ場のセンチュウの密度を大幅に低減することができます。また、センチュウの未発生地では、新たな発生を未然に防ぐことができます。シストセンチュウに対する抵抗性は、今後のバレイショ栽培に必須の形質といえます。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
24076
(2009年9月 7日)
2010年1月25日 20750
(2011年3月22日)
25年
(満了日:2036年3月22日)
交配組み合わせ 旧系統名
メイホウ / 十勝こがね 北海97号