品種詳細
ナンブキラリ
岩手県の主力品種である「ナンブコムギ」は育成から相当年数が経過し、他品種と比較した収量の低さが顕著となり、また、縞萎縮病や赤さび病に弱く倒伏しやすい短所を有している。特に縞萎縮病の被害による減収が大きく、生産者からその改善が強く求められている。「ナンブキラリ」は縞萎縮病に強く多収で、製麺適性の高い新品種である。
主要特性
- 軟質で製粉歩留が高く、小麦粉色相は「ナンブコムギ」や「ネバリゴシ」と比べ、明度が高く、赤みが低く優れ、黄色みは両品種の中間である。
- 製めん適性が高く、特に色の評価が高い。
- 「ネバリゴシ」より多収で、千粒重と容積重が大きい。
- 播性はIV~Vで耐雪性は「ネバリゴシ」よりやや弱いが、縞萎縮病に強く、穂発芽性は難である。
栽培適地
寒冷地の平坦地(目安として根雪期間80日以下の地域に適する)
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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33402 (2018年10月 3日) |
2019年2月26日 | 29297 (2022年7月11日) |
25年 (満了日:2047年7月11日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
盛系C-130b-5-5//東北214号/東北207号/3/盛系C-B3423/4/盛系C-B3423 | 東北232号 |