品種詳細
ふくいぶき
だいず新品種「ふくいぶき (東北126号) 」は、「スズユタカ」と同じ成熟期の“中の晩”に属し、ダイズモザイク病抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性はともに強であり、子実収量は「スズユタカ」よりやや多収である。豆腐加工適性は良好であり、子実中のイソフラボン含量が高い。
主要特性
- ウイルス病抵抗性、ダイズシストセンチュウ抵抗性および強茎化を目標に、ダイズシストセンチュウ抵抗性で極大粒の「東北96号」を母に、ダイズモザイクウイルス抵抗性の「デワムスメ」を父として人工交配を行い、以後、選抜・固定を図り、育成した系統である。平成13年における世代はF14である。
- ダイズモザイク病抵抗性 (A、B、C、Dの各系統に抵抗性) とダイズシストセンチュウ抵抗性が“強”である。
- 子実収量は「スズユタカ」と比べ、育成地の普通畑標準播、普通畑晩播、転換畑標準播のいずれにおいてもやや多収であり、奨励品種採用予定の福島県においても、概ね「スズユタカ」より多収である。倒伏抵抗性は「スズユタカ」よりも強い。
- 裂皮の難易は“中”で、外観品質は「スズユタカ」よりやや優れる。
- 粒の大きさは「スズユタカ」よりやや大きい“中の大”に属し、臍色は“黄”、種皮色は“黄白”である。
- 粗蛋白質含有率は「スズユタカ」とほぼ同等で、豆腐加工適性は良好である。子実および豆乳中のイソフラボン含量が高いことから、高イソフラボン含量豆腐の製造が可能である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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14902 (2002年8月 1日) |
2002年12月16日 | 13191 (2005年6月22日) |
25年 (満了日:2030年6月22日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
東北96号 x デワムスメ | 東北126号 |