品種詳細
はたむすめ
だいず「はたむすめ」は東北地域における成熟期が中生の晩でダイズモザイクウイルスおよびダイズシストセンチュウに強く、しわ粒が少ない白目中粒の多収品種である。
主要特性
- 「はたむすめ」は、2005年、高タンパク質含量でダイズモザイクウイルス抵抗性強およびダイズシストセンチュウ抵抗性強の「東北156号」を母、高イソフラボン含量でダイズモザイクウイルス抵抗性強およびダイズシストセンチュウ抵抗性強の「ふくいぶき」を父とした人工交配から育成された品種である。
- 東北地域における成熟期は、標準品種の「リュウホウ」より10日以上遅く、比較品種の「タチユタカ」とほぼ同じ“中生の晩”である。
- 子実収量は、「リュウホウ」および「タチユタカ」より、各々1割および3割以上多い。
- ダイズモザイクウイルスに対する抵抗性は、A、B、CおよびDの各系統に抵抗性を有し、「リュウホウ」より強く、「タチユタカ」と同じ“強”である。
- ダイズシストセンチュウのレース3に対する抵抗性は、「タチユタカ」より強く、「リュウホウ」と同じ“強”である。
- 子実は白目で「リュウホウ」より小さく、「タチユタカ」より大きい“中粒の大”で、しわ粒の発生程度が「リュウホウ」および「タチユタカ」より少ない。
栽培適地
東北地域
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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29227 (2014年5月16日) |
2014年10月 7日 | 25250 (2016年6月13日) |
25年 (満了日:2041年6月13日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
東北156号 x ふくいぶき | 東北171号 |