品種詳細

みつさかり

この品種は広い地域で栽培されている「はやてさかり」に、密植機械収穫適性を付与することを目標に育成されました。枝条は直立で耐倒伏性を有するコンパクトタイプの品種です。夏秋専用桑園に向いています。

主要特性

  • 枝条は親品種の「はやてさかり」より直立性で数も多くなります。また、展開幅も小さく、耐倒伏性であることから機械収穫に向いています。
  • 葉形は「はやてさかり」に似ていますが、サイズはやや小ぶりです。
  • 夏秋期の中間伐採後の再発芽性が極めて良好であり、晩秋期以降の葉の硬化が遅いことから夏秋専用桑園に適しています。
  • 縮葉細菌病及び裏うどんこ病には「はやてさかり」より強いものの、萎縮病抵抗性はやや劣るため、本病の多発地では導入を見合わせてください。
  • 四国・九州などの暖地が適応地域になります。

育成担当者

岩田益、樋田仁蔵、山本賢、市橋隆壽、内田満、水本文洋

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
8794
(1996年5月 9日)
1999年3月12日 8013
(2000年3月30日)
25年
(満了日:2025年3月30日)
交配組み合わせ 旧系統名
魯八 × はやてさかり 九75-08