品種詳細
ナツコマキ
ギニアグラス「ナツコマキ」は関西以西の畑地で夏作1年生栽培に適する極早生品種です。中型のトラクタによる機械作業に対して踏圧抵抗性を示し2番草以降の収量を得ることが出来ます。茎が細く乾燥速度が早いため、乾草やラップサイレージ調製に適しています。
主要特性
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南九州では5月の連休前後に播種すると3回の刈り取りも可能です。
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初期生育性は「ナツカゼ」並であり、「ガットン」より優れています。
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極早生で出穂は「ガットン」よりも3日、「ナツカゼ」よりも10日ほど早く、草丈は180cm程度で細茎です。乾燥速度が速いため、乾草やラップサイレージに適しています。
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乾物収量は「ナツカゼ」の88%ですが、TDN含量が高く、アール当たりのTDN収量は「ナツカゼ」よりも多くなります。
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1番草の乾草はTDN含量と乾物消化率が「ナツカゼ」よりも高く、採食性が優れています。
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放牧にも適し、初夏から晩秋まで放牧することが出来ます。
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サツマイモネコブセンチュウおよびアレナリアネコブセンチュウに対する抑制効果が認めらています。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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11821 (1999年6月16日) |
2000年2月22日 | 10620 (2002年9月30日) |
20年 (満了日:2022年9月30日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
(海外導入実生系統からの選抜) | 九州7号 |