品種詳細

チバラフワン

シバ(Zoysia japonica)の新品種「チバラフワン」は国内エコタイプを育種資源に室内検定及び圃場検定により開発されたラージパッチ耐病性(病原菌:Rhyzoctonia solonai)に優れる品種である。 繁殖性及び初冬季緑色保性などの特性にも優れることから、 本品種の利用によりシバの生産と利用場面で環境保全型の無農薬管理が可能となる。

主要特性

「チバラフワン」の主な特性はつぎのとおり。

  • ラージパッチ耐病性が強耐病性品種「メイヤー」に準ずる 。
  • 植物体は「メイヤー」に比べ葉長及び葉幅がやや大きい。 匍匐茎の太さが やや大きいため密度はやや粗である。
  • 春萌芽は「メイヤー」と同程度である。
  • 再生(生育期の匍匐茎の伸張速度)が「メイヤー」より良好なため、 短期間 でターフを形成する。
  • 秋の葉身の伸長が良好で、 「メイヤー」より秋の草勢が優れる。
  • 秋季の緑色低下が緩慢で、 初冬季緑色保持性が「メイヤー」より優れ、越 冬性は「メイヤー」と同等か優れる 。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
13009
(2000年11月15日)
2001年7月12日 11260
(2003年3月26日)
20年
(満了日:2023年3月26日)
交配組み合わせ 旧系統名
愛媛41-5