特許詳細
ヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤
目的
アルファ型、ベータ型チオニンを含有させることにより、慢性胃炎や胃潰瘍の発症に関与するヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を阻害する作用を有し、且つ天然物に由来し、安全性の高い標記抗菌剤を得る。
構成
アルファ型及び/またはベータ型チオニンを含有する。チオニンは、大麦、小麦、燕麦、ライ麦等の麦類の殻粒粉から食塩水や塩酸、硫酸、酢酸等の酸によって抽出することができ、またチオニン遺伝子を含む組換え微生物や植物を用いて生産することもできる。この抗菌剤は、例えば、チオニンを単独で、或は適当な助剤と共に用いて粉剤、液剤、錠剤、カプセル剤等の剤形とすることができ、経口的に投与される。胃中のヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を阻害するためには、チオニンを成人1人、1日あたり、精製品として1~1000mg、好ましくは50~200mg程度投与すればよい。
出願日 | 出願番号 | 公開日 | 公開番号 | 登録日 | 登録番号 |
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2000年5月 8日 | 2000-134391 | 2001年11月13日 | 2001-316280 | 2004年7月 2日 | 3569741 |
出願人 | |||||
機構内発明者 | |||||
老田 茂 |