農業技術革新工学研究センター

安全検査部

 安全検査部では、農業機械の「安全性検査」、「一般性能試験」、及びトラクタやROPSを対象とした「OECDテスト」のほか、安全技術の開発、評価試験手法・装置の高度化、及び規格化・標準化等に取り組んでいます。

 「安全性検査」と「一般性能試験」は、昨年度まで国が行ってきた農業機械の型式検査や安全鑑定等に代わり、農業機械化促進法の廃止を受けて今年度から農研機構が独自に実施する新たな認証制度です。安全キャブ・フレーム検査、安全装備検査、及びロボット・自動化農機検査のほか、あらゆる農業機械を対象とした性能評価を通じて、農業機械の改良・普及と農作業事故の撲滅に寄与して参ります。また、安全性や信頼性を向上させるための技術開発とそれらに対応した評価試験の方法や装置の高度化研究のほか、グローバルな視点で日本の産業競争力の強化に繋げていくための「規格化・標準化」を推進していきます。

 安全検査部では、こうした業務を担うために、ロボット安全評価ユニット、作業機安全評価ユニット、及び性能評価ユニットの三つのユニットを配置し、検査・認証業務にとどまらずそれぞれ具体的な解決課題を掲げ、研究成果の社会実装を目指します。


部長

藤井 幸人(ふじい ゆきと)

所属試験ユニット