農業技術革新工学研究センター

安全技術ユニット

農作業事故の詳細な調査・分析で得られた知見に基づき、生産者への啓発や指導者の育成を行っています。

安全技術ユニットは、農業機械作業を中心に農作業全般に関わる安全確保を目的として、自治体や関係機関と連携した農作業事故の詳細調査・分析手法の開発と実施、分析結果等に基づくハード・ソフト両面での安全対策、農作業安全情報の発信等に関する研究に取り組んでいます。 具体的には、事故が頻発している乗用トラクター等を主な対象に詳細調査・分析手法の開発を行い、各分野の外部専門家等の助言も得ながら、実際の調査・分析結果をもとに要因を解明し、安全技術の開発や普及・啓発に活かしています。また、情報発信では、ウェブサイト「農作業安全情報センター」等を通じて、eラーニングを含む様々な関連情報の提供を行っています。 また、これまでに乗用トラクターの走行時片ブレーキ防止装置、自脱コンバイン手こぎ部の緊急即時停止装置といった安全技術を開発し、順次普及が進んでいます。 一連の研究で得られた成果は、農作業現場や農機メーカーを含む関係機関、安全検査等へフィードバックし、より安全な農作業現場の実現につなげていきます。

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