国際活動

JIRCAS-NARO国際シンポジウム「農業分野における温室効果ガス排出削減」

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と農研機構(NARO)は、本年8月31日(木曜日)、茨城県つくば市において、農業分野の温室効果ガスに関するグローバル・リサーチ・アライアンス(GRA)の協力のもと、国際シンポジウム「農業分野における温室効果ガス排出削減」を開催しました。2016年11月に発効した「パリ協定」に基づき、地球温暖化と気候変動を抑制するための取り組みが世界各国で進められています。世界の農業活動にともなう温室効果ガス排出量は全排出量の約4分の1を占めるため、農業分野においても大幅な温室効果ガス排出削減が求められています。これに対し、各国政府の合意に基づく国際研究ネットワークである「農業分野の温室効果ガスに関するグローバル・リサーチ・アライアンス(GRA)」が組織され、畜産、農地、水田等の研究グループを構成して国際共同研究とその成果の社会実装のための活動が進められています。
今回、我が国がGRA議長国として、8月29~30日に理事会を開催するのに合わせ、世界各国からの理事会出席者と我が国の研究者、行政担当官、民間、一般の方に対し、我が国とアジアにおける研究成果を中心に、GRAの研究活動をご紹介し、ご理解いただくことを目的として、標記の国際シンポジウムを開催しました。