畜産研究部門

豚代謝栄養ユニット

飼養試験中の肥育豚

養豚農家では生産費に占める飼料費の割合が六割を越えると試算されています。養豚農家の収益を上げるためには、飼料費の低減と生産する豚肉の高品質化を図ることが不可欠と考えられます。

飼料費低減のためには、自給穀類である飼料用米やイアコーンサイレージ、それ以外の国内由来飼料(エコフィード:食品残さや製造副産物)を活用することが考えられます。これまで利用が難しかった野菜残さや酒粕等の飼料化技術を確立し、これらと自給穀類を組み合わせることで飼料費の低減を図り、かつ配合飼料を給与した場合と遜色ない肥育および肉質が得られる飼養技術を確立します。このことは飼料自給率の向上にもつながります。

国内由来飼料を活用しながら特色ある豚肉を生産するために、飼料中のタンパク質、脂肪等の含量や、その構成成分であるアミノ酸や脂肪酸組成が肉質に与える影響を明らかにしていきます。この結果を基に、食肉品質ユニットとも連携しながら豚肉のおいしさに関連する成分を高める飼養技術を確立します。飼料費の低減と豚肉の高品質化を図る研究を通じて、養豚業の発展に貢献したいと考えています。

この他、子豚の健全性を高める機能性成分の検索、暑熱や寒冷ストレスを軽減する新たな飼養技術開発にも取り組みます。


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