目次
1)トピックス
2)イベント情報
3)新技術の紹介
- ■(プレスリリース)地域住民による農業水路や農地の保全活動が地域経済へ波及する効果を簡便に評価するWEBツール-専門的知識不要で、活動に要する経費を入力するだけで評価可能-
- ■知的財産情報(17)「地下水揚水システムおよびそのシステムを用いた揚水方法」が登録されました
4)技術研修室より
5)見学だより
6)つれづれなるままに
7)海外を旅する人へ-海外渡航ベテランからの一言-
8)こんにちは農業農村
9)農村の草花
10)研究者の横顔
1)トピックス
■令和元年6月18日山形県沖を震源とする地震に関する「農研機構防災会議」第1回会合の開催
農研機構は、令和元年6月18日山形県沖を震源とする地震に関する「農研機構防災会議」の第1回会合を6月19日、農村工学研究部門緊急防災対策室において開催し、地震による農地や施設、営農活動に対する被災状況について収集した情報を共有しました。
今後とも情報収集を進めるとともに、関係機関から災害対策支援に係る要請がなされた場合は、専門家を現地に派遣し対応することとしています。
企画管理部災害対策調整室長 鎌田知也
(関連URL)
■平成30年度 食料・農業・農村白書に農村工学研究部門の研究成果が掲載されました
当部門で掲載されている研究成果は以下になります。
特集2 現場への実装が進むスマート農業 ...26P
自動水管理システムによる給排水の遠隔・自動制御
第2章 第3節 農業生産基盤の整備と保全管理 ...174P
1:ドローンによる水路等・海岸堤防の機能診断
2:ポンプ施設の機能診断
3:水路トンネルの無人調査ロボット
4:ロボットによる管水路の機能診断・施設監視
第2章 第7節 気候変動への対応等の環境政策の推進 ...213P
魚が棲みやすい農業水路を目指して ~農業水路の魚類調査・評価マニュアル~
「食料・農業・農村の動向」は、食料・農業・農村基本法に基づき、食料・農業・農村の動向に関する報告を、毎年、国会に提出しているものです。
(「食料・農業・農村の動向」より引用)
技術移転部長 梶原義範
(関連URL)
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平成30年度 食料・農業・農村白書(令和元年5月28日公表)
- http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h30/index.html
2)イベント情報
■農研機構「夏休み公開」に出展します!(お知らせ)
7月28日(土)に開催される農研機構「夏休み公開」では、当研究部門からは、「水の不思議コーナー」、「田んぼの生きもの」の企画を行います。
(概要)
『水の不思議コーナー』
1.工作_教訓茶碗を作ってみよう
プラスチックカップとフレキシブルストローで簡単に作れる教訓茶碗で、水の不思議を体験しよう。(この原理はサイフォンとして、農業用の水路などに使われているよ。)
2.身の回りのサイフォンを使ってみよう
教訓茶碗で使われているサイフォンの原理は、実は身の回りの色々なところで使われています。実際に使ってみよう。
『田んぼの生きもの』
農村にはどんな生き物が住んでいて、どんな生活をしているのかな? 田んぼや水路でみられる魚やカエルを観察しながら、生態などの特徴や、その生息地を守る取組みについて知ってみよう。
技術移転部長 梶原義範
(関連URL)
去年の「夏休み公開」
※当部門は台風接近により参加をとりやめました
■「2019防災産業展 in 東京」に出展(報告)
5月30日(水)~6月1日(金)、東京ビックサイトにおいて「2018防災産業展in東京」が開催され、防災に関する様々な出展・講演が催されました。農村工学研究部門では、「ため池防災支援システム」や、「SIPOND」など、今後本格的社会実装・普及が予定されているシステムの紹介や、ドローンを利用した最新の農業用水利施設の点検技術、昨年西日本を襲った豪雨災害での農工研の対応等についてパネル展示等を行いました。
技術移転部長 梶原義範
(関連URL)
■農業農村工学実用新技術セミナーにおいて「ため池防災支援システム」について講演
2019年6月17日(月)学士会館で開催された全国土地改良優良工事等表彰式及び農業農村工学実用新技術セミナーにおいて、招待講演として「ため池防災支援システム」について講演を行いました。
技術移転部長 梶原義範
(関連URL)
3)新技術の紹介
■(プレスリリース)地域住民による農業水路や農地の保全活動が地域経済へ波及する効果を簡便に評価するWEBツール-専門的知識不要で、活動に要する経費を入力するだけで評価可能-
農業者や地域住民が農用地、水路、農道などの地域資源を保全管理する、多面的機能支払交付金を活用した共同活動について、その活動による地域経済への波及効果を評価できるWEBツールを開発しました。ユーザーは、活動に要した経費と活動地域をブラウザ上で入力するだけで、波及効果を算定できます。本ツールは、このような活動による地域経済への貢献を見える化し、活動を促進する施策の評価に役立てることができます。
技術移転部長 梶原義範
(関連資料)
■知的財産情報(17)「地下水揚水システムおよびそのシステムを用いた揚水方法」が登録されました
農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」か らご覧ください。
【特許番号】特許第6529201号
【登録日】令和1年5月24日(2019.5.24)
【発明の名称】地下水揚水システムおよびそのシステムを用いた揚水方法
技術移転部 移転推進室交流チーム長 猪井喜代隆
(関連URL)
4)技術研修室より
■農村工学技術研修の開催
先月開催した農村工学専門技術研修(ため池防災・減災技術)に続き、農村工学専門技術研修(農村防災・減災技術指導者)、(用水計画と河川協議)、(経済効果I.理論)を実施しました。また、農村工学基礎技術A研修を実施しています。
技術移転部 技術研修室
(関連資料)
5)見学だより
■農林水産省の本省職員88名が当研究部門を見学
5月17日(金)と22日(水)、農林水産省の職員88名が、農研機構の各研究部門・センターを来訪し、視察・見学する「農林水産省 新技術見学ツアー」が開催されました。
農村工学研究部門では、ICT水管理の各システム及びため池防災支援システムの概要説明を行うとともに、実証圃場に移動し、圃場水管理システムのデモンストレーションを行いました。
技術移転部 移転推進室長 中野明久
(関連資料)
6)つれづれなるままに
■とあるおっさんの四方山話 第18回
「越えなかった国境の風景」
日本にいると、国境線というものを意識することがない。外国とは文字通り海外であり、対馬で韓国を見たときは、日本国内にいながら外国を見たと言うだけで感動的であった。
外国に行けば当然のことではあるが、国と国は国境線で接していることが一般的である。しかし、海外出張や旅行に飛行機を利用することが多い現在では、国境線を跨いで越えるという経験は意外と少ないかもしれない。筆者は、陸路で国境線を越えたことはほとんどないが、国境に引かれた線の所まで行きながら諸般の事情で国境をこえなかったことが何回かある。そのような国境の風景を思い返してみたい。
とあるおっさん
(関連資料)
7)海外を旅する人へ-海外渡航ベテランからの一言-
■第7回「ドイツ 東ベルリンを歩く」
とあるかかしさん
(関連資料)
8)こんにちは農業農村
■研究部門内水田で「さなぶり」を開催
6月3日(月)、研究部門内の試験圃場で毎年恒例の「さなぶり」の田植えが行われました。さなぶりは、田植えを無事に終えたことを神様に感謝し、豊作への祈りをこめて行われる行事です。
当日は、曇り空のなか、最高気温は25°Cを超えて夏日を記録しました。開会の挨拶と手順の説明に続き、土居部門長以下、職員約20名が参加して、コシヒカリの苗を植えました。
農地基盤工学研究領域長 原口暢朗
(関連資料)
9)農村の草花
■初夏から梅雨時にかけて里山にみられる万葉歌人も好んだ白い花 ~ウツギ~
うっとうしい梅雨空が続く季節となりました。今回は初夏から梅雨にかけてみられ、昔から親しまれてきたウツギを紹介します。樹木を取り上げるのは初めてなのですが、全国の里山によく見られるウツギは、古来詩歌に取り上げられてきただけでなく、稲作にも関わりの深い植物であることを知っていましたか。
水利工学研究領域 水域環境ユニット上級研究員 嶺田拓也
(関連資料)
10)研究者の横顔
■新村 麻実(しんむら まみ)
水田整備ユニットの新村麻実研究員は、農工研の若手研究者のホープの一人です。
熱意と情熱を持って困難な研究に取り組みながらも、いつも笑顔を絶やさない人です。
シニア世代の研究者に混じっても、物怖じせず自分の意見をしっかりと主張する強さも持っておられます。
今後の活躍が期待されます。
(他己紹介)北村浩二
(自己紹介)
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【編集発行】
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国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
技術移転部 移転推進室 交流チーム