野菜花き研究部門

農研機構(NARO)植物工場 つくば実証拠点

各コンソーシアムの紹介

コンソーシアムT1-1

養液栽培適応品種によるトマト中長期栽培(リーダー:タキイ種苗株式会社)

統合環境制御下におけるトマト各品種の中~長期の多段栽培(本年度は10月~翌7月)の生産性を実証します。ユビキタス環境制御システム(UECS)による統合環境制御と高度情報利用、ヒートポンプや太陽エネルギー蓄熱利用システム、静電防除などの新技術の実証を行います。

コンソーシアムT1-2

極早生品種を利用したトマト低段密植周年多回転栽培(リーダー:タキイ種苗株式会社)

トマトを3段果房で摘心する短期栽培を年間3~4回繰り返す方式で、パート雇用が容易で、時期別に栽培品種を変えるなど融通の利く栽培法です。細霧システムやCO2施用などの統合環境制御下で、培地を使わないNFT栽培システムにより、各品種の生産性を実証します。

コンソーシアムT1-3

パプリカの減化学肥料・減農薬生産(リーダー:カネコ種苗株式会社)

商品価値の高いパプリカ品種をハイワイヤー誘引による長期間の栽培実証を行います。国際競争力のある生産技術を体系化します。ロックウール栽培と統合環境制御による周年多収生産、物理的病害虫防除法(静電場利用等)を実証します。

コンソーシアムT1-4

キュウリ多回転栽培における環境に優しい低コスト多収生産(リーダー:カネコ種苗株式会社)

キュウリの養液栽培において、無培地循環噴霧方式で肥料成分の量管理法により、キュウリの草勢制御・減肥料生産を実証します。短期省力生産(年間約3~4作)、多収のための統合環境制御、省力的誘引具、加工適性の高いキュウリ新系統の生産性の実証を行います。