高度分析研究センター

生理活性物質分析ユニット

核磁気共鳴装置(NMR)、質量分析装置(MS)、安定同位体比質量分析装置、ICP発光分析装置等を用いた農産物・食品中の有用成分、危害要因等の評価技術の開発と、それらの分析を行っています。中でも、6台を運用するNMR装置は、ヘリウムの回収・再利用により安定した稼働を可能としており、ルーチン分析(400 MHz)から高磁場装置(800 MHz)による特殊な実験まで対応しています。NMRメタボロミクス(500 MHz, 700 MHz)、MRIマイクロイメージング(400 MHz WB)の研究拠点として、農情研とも連携しながら、今後、試料前処理・解析の自動化にも取り組むこととしています。これまでの研究成果と機器の運用ノウハウを必要とする民間企業に対し、有償による依頼測定や装置の遠隔利用にも応じています。そのほか、行政ニーズに対応したレギュラトリーサイエンス研究にも協力し、カビ毒等の微量有害化学物質の分析も行っています。

ユニット長

小野 裕嗣(おの ひろし)

メンバー