野菜花き研究部門

素材開発グループ

素材開発グループでは、野菜の機能性と病虫害抵抗性に関する素材開発と、花の老化と香気成分制御に関する技術開発を行っています。
野菜の機能性育種では、野菜の網羅的成分解析を行い、新たな機能性が期待できる成分を決定します。また、エビデンスが蓄積している機能性成分を含有する野菜を発掘し、機能性表示を推進します。野菜の病害抵抗性育種では、メロン退緑黄化病の抵抗性検定法を開発し、抵抗性のある育種素材を開発します。また、トマト黄化病の発病メカニズムを解明し、防除技術と抵抗性育種素材を開発します。野菜の虫害抵抗性育種では、ネギにおけるネギハモグリバエ抵抗性の要因を解明し、育種素材開発のための検定法を開発します。
花きの老化制御では、老化の仕組みを解明し、老化を抑制する新規化合物の探索を行い、切り花の新しい日持ち延長技術の開発を目指しています。また、香気成分を詳細に解析することで、野菜や花の香る仕組みを明らかにし、その成果を香りの制御技術の開発、および新しい香りの野菜・花きの作出につなげます。

メンバー