野菜花き研究部門

施設生産ユニット

次世代施設園芸拠点を支援する地域戦略プロ「次世代施設発展」(H28~30)での取り組み

施設園芸はわが国の成長産業として注目され、社会からも大きな期待が寄せられています。そのため、施設生産技術、特に、高度複合環境制御施設の機能を活用して、栽培管理における作業・労務問題、エネルギー問題を解決しつつ、現状の高品質を損なうことなく極めて高い水準の収量性を安定的に達成するための技術開発が強く求められています。
施設生産ユニットでは、太陽光利用型植物工場における栽培管理の省力化、省エネ化、安定多収化、減農薬、機能性成分の量的制御を可能とする体系的技術や、周年の高品質化・多収生産のための障害果などの抑制技術の開発のほか、先進的生産現場での技術課題の解決、さらには、将来の施設園芸をリードするべく、オランダも含めた基礎研究機関や産業分野との連携強化、これまでにない新しい栽培制御手法の開発を進めており、
・太陽光利用型植物工場において、トマト年間収量55 t/10a を実現できる技術の体系化
・高温ストレス等の障害発生メカニズムや品種間差異等の遺伝的・生理的特性の解明および生育不良果・障害果発生を抑制する生育制御手法の開発
・全国10カ所の次世代施設園芸拠点等の技術的課題の解決、生産効率の向上技術を開発するための地域戦略プロ等の企画・運営やオランダが先行する技術分野での連携強化
に取り組んでいます。


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