負傷事故の動向 |
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農業機械傷害事故調査結果(平成13年) 1 調査対象及び調査対象期間 調査対象 : 傷害共済加入者のうち農業機械による事故で給付を受けた者 調査期間 : 平成13年1月1日〜12月31日 調査対象件数 : 1,284件 2 調査方法 傷害共済等の関係書類から全国で発生した農業機械作業事故に該当するものについて抽出。 3 調査結果 3−1 年齢階層別・男女別割合 傷害事故を年齢階層別にみると、60歳以上層の事故が67%を占めている。 男女の割合は、男性が84%で女性が16%となっている。 3−2 月別の事故発生割合 月別の事故発生率をみると4月〜10月までの間が10%以上を占め、その間の9月が16%とピークを示している。 3−3 曜日別の事故発生割合 曜日別にみると、土曜日と日曜日に事故が多く発生している。 3−4 時刻別の事故発生割合 10時〜12時までの事故発生率が32%になっている。また14時〜17時までが31%を 占めている。 3−5 原因別の事故割合 事故原因として多いものは、挟まれ・巻き込まれ(原因コード9,10)が27%、刃部等(同11,17)が27%、機械の転落・転倒(同2,6)が10%、激突(同15,16)が12%、人の転落・転倒(同3,7)が8%となっている。
3−6 機種別・原因別割合
3−7 入院・通院割合 事故が発生すると23%は入院しており、そのうち11日〜30日の入院が最も多い。 また、入院を要しなかった通院だけのものが77%となっているが、その半数以上が30日以内の通院となっている。
3−8 機種別割合 主な機種の割合は、乗用型トラクター18%、歩行型トラクター13%、自脱型コンバイン10%、動力刈払機20%である。 3−9 主要機械事故の年齢別割合 乗用型トラクター、歩行型トラクター、動力運搬車、動力刈払機など、主要機械の年齢別分布をみると、いずれも65歳〜75歳層にピークがある。歩行型トラクターでは70〜75歳層にピークがあり、動力運搬車では65歳〜69歳層と75歳〜79歳層の2つのピークがある。 また、乗用型トラクター、動力刈払機では40歳〜60歳層の占める割合が他の機種に比べ比較的高い。 3−10 事故原因の年齢別割合 巻き込まれ、挟まれ、刃部等、激突による事故は65歳〜69歳層にピークがあり、機械の転落・転倒、人の転落・転倒による事故は70歳〜74歳層にピークがある。また、45歳〜54歳層では巻き込まれによる事故が上位を占めている。 3−11 受傷部位別割合 受傷部位をみると手指部や手根といった手に関する部分が47%ともっとも多く、下腿を含む足に関する部分が31%で手と足で全体の78%を占めている。 機種別の受傷部位では自脱型コンバイン、動力刈払機、乗用型トラクターで手・指部が50%以上を占めている。 参考:農業共済加入者年齢階層別割合 ▲このページのトップへ |