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プロジェクトの成果
Ⅰ-地域農業機械化支援タイプ4
畦畔や法面の草刈り作業の軽労化 畦畔草刈機
研究開発プロジェクト担当

農研機構 農業機械研究部門(旧 革新工学センター)、
(株)ササキコーポレーション
電動式走行ユニットに畦草刈アタッチを装着することによって、水田のあぜ上面や法面の草刈りをリモコンで簡単・楽々・安全に草刈り作業が可能です。
開発レポート
開発の背景

畦畔の除草は作目を問わず必要な作業であり、刈払機等を使って人力で作業を行うことが一般的です。雑草の生育が旺盛な高温期の夏場に繰り返し作業を行わなければならないことから、作業者の労働負担が大きく、全国から軽労化が求められています。また、刈払機や自走式草刈機には、高速回転する刈刃が使われているため、飛び石、作業機の反発等による危険が伴い、エンジンの振動や排ガス、作業時に発生する土埃等にも曝されることから、作業環境の改善も必要です。

そこで、農研機構 農業機械研究部門(旧 革新工学センター)では、水田や転換畑の畦畔や法面の除草作業を対象とした、遠隔操作式の電動畦畔草刈機の開発を民間企業と共同で行ってきました。

農業機械技術クラスターにおいて現地実証に取り組んだ結果、この度、成果の一部が会員企業から機械の市販化に至りました。

開発機の概要

開発機は、走行ユニットと作業アタッチ及びリモコン操作部から構成される電動式の作業車です。各部の電源は充電式バッテリから供給され、走行ユニットは走破性の高い一対のクローラ式です。畦草刈アタッチは走行部の前側にセットされ、刈刃は2連式の回転刃構造です。操作部は、無線リモコンによる遠隔操作です。

開発機の性能・評価

開発機は、上面幅が59cm以上の畦畔上及びあぜ傾斜角60°以下に対応致します。一般的な整備法面は35°まで走行しながら草刈作業が可能です。適応する雑草の草丈は30~50cmです。刈取部のポジションを調整することができるので、水田の畦の上面や法面の草刈りができます。

刈刃は、左右のナイフが交差し、草をきれいに刈取ります。また、フリーナイフは石等が当たっても衝撃を和らげます。

電動ならではの静かさで、住宅地などの近くでも気にせず畦草刈作業を行えます。リモコン操作で作業中の振動も無く、楽に作業が行えます。また、離れた場所から操作できるので、飛び石の心配がありません。

刈取作業速度は、最大1.6km/hです。バッテリ1個で60~70分が目安ですので、バッテリ1個当たり最大1600m~1850mの作業が可能です。畦畔を往復で作業すると、バッテリ1個当たり処理できる畦畔の長さは最大800m~920mとなります。

市販化

これらの取組の結果、2020年9月から電動リモコン作業機smamo(スマモ)の「畦草刈アタッチAZ720」(ササキコーポレーション)として販売が開始されました。出荷開始は、2021年2月からに成ります。

【動画】新発売 電動ラジコン作業機スマモ『畦草刈アタッチAZ720』
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