家畜繁殖飼養  
繋ぎ飼い牛舎における
粗飼料・配合飼料自動給餌システム

【概要・特徴】
  ストッカーにサイレージを入れておくと、牛舎に施設したレールに懸架された自動給餌機がサイレージを小出しに搭載し、さらにタンクから配合飼料を自動補填しながら、レールを自動走行して、各牛に最適給餌量を算出しながら自動給餌する(システム概念図)。
 
【導入効果】
  一般的に酪農家は給餌作業に夫婦二人合わせると毎日4〜5時間かけているが、このシステムを導入すると、ストッカーにサイレージを投入するだけなので、20分程度に圧倒的に省力化される。省力効果をどう生かすかは酪農家の考え方によるが、増頭するなら50頭規模と同じ作業時間で80頭飼う事ができる。また最大12回までの多回数給餌により、乳量の増加も期待できる。
  システム導入効果は産乳成績改善ばかりではない。「初めて子供の幼稚園の遠足について行ってやれた」といった生活面の変化も大きい。「高い質の生活の実現」が究極的な本システムの導入効果である。
 
【納入実績】
  すでに北海道を中心に100ヶ所以上の牧場でお使いいただいている。しかし、システムに関心をお持ちいただいても、たとえば牛舎が狭くて導入を断念するケースといったケースもあり、導入障害を一つ一つ解決しながら、より広範な普及をめざしている。

ミニタイプ
  ミニタイプには400m³と800m³の2タイプがある。標準タイプが2000m³なので、かなり小さいが自動給餌機のタンクが空になると自動的に補給に戻り、その後を引き続き給餌するので、400m³で50頭程度、800m³で70頭程度まで利用可能である。

ロール用マックス
  今まで、自動給餌機ではいわゆるキザミサイレージは利用できるが、ロールサイレージは無理だった。しかし給餌機の排出機構の改良により長いサイレージでも絡まないようになった。さらに予備ロールをセットしておくと、カッティングし終わったときに予備ロールを自動装填する装置もあり、実用的にロールが使えるようになった。
 
【開発企業・問い合わせ先】
北原電牧株式会社 担当 深谷 政廣
〒065-0019 札幌市東区北19条東4
TEL:011-711-6136
FAX:011-741-7253
E-mail:fukaya@frslnd.co.jp

 

 

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