果樹栽培等  
果樹大苗育苗ポット(Jマスター)
大苗育苗・移植による早期造園化の実現

【概要・特徴】
  大苗育苗や根域制限栽培を行う場合に問題となる(容器内部で根がとぐろを巻いて複雑に絡み合うルーピング)の発生を防ぎ、代わりに細根発生を促すことで、定植後の植え傷みを低減して園地での生育・着果性を向上させます。このように本資材を導入することによって、未収益期間を短縮できる早期成園化のために不可欠である改植に強い大苗づくりが可能となります。また、根の抑制の程度を調節することで、リンゴ・オウトウ・ミカン・カキ・ナシ・ブドウ・モモ・クリ・ブルーベリー・オリーブなどの樹種別や栽培方法にあわせた大苗育苗・根域制限栽培が選べる為、結果として、果実栽培における省力化・高品質化を支援する優れた栽培システムを得ることができます。
  また、最近はトマトの糖度を高める為にご利用されたり、簡易栽培(養液土耕栽培等)で幅広く使われ、野菜分野でのご使用も拡大されてきております。
  シートのまま使用(根域制限)で花卉(薔薇、スターチス、菊など)栽培にも効果大。
 
【導入効果】
1) 形状はポット型(シートでも可)で、物理的特殊加工を施した不織布で構成。
2) 従来のプラスチック・ビニール製品に比べ高い通気性と透水性を有している為、果樹栽培・高糖度トマト栽培にきわめて有効。
3) ポット内での根巻きを防止し、細根発生を促し定植後の植え傷みを低減し、生育・着果性を向上させる。
4) 容器外部にわずかに貫根するタイプ、完全に遮根するタイプ、及びこれらを組み合わせた高機能タイプとラインアップは豊富です。
5) わずかに貫根するタイプは、不織布の構造と樹脂コーテイングで根の伸長を調節する物理的制御による資材。特に、ある程度の樹勢を維持したい場合に有効。
6) ポットサイズは、樹種、栽培方法、栽培期間等により各種有り。
 
【導入効果】
  ポット養生の健苗大苗を植え付けることにより、1)植え傷みが軽減 2)花芽着生が増加 3)結実年限が短縮 4)早期多収が可能になる等の効果有り。
  全国農協団体・農業改良普及センター・農業資材店・種苗店等より多数のご注文をいただき、又、各生産者からも直接ご注文いただいてます、国推薦のトリプルA(AAA)資材です。
 
【実用化事例】
1) リンゴ…青森、岩手、長野県を中心にJA・大手種苗店を通じ大々的に大苗育苗使用展開。
2) オウトウ…長野県北信地区、山形県天童市周辺「果樹産地グレードアップ事業」で展開。
3) 柿…山形県庄内地区で2回の平核大苗育成、奈良県に於いても多数使用展開。
4) ブドウ…長野県北信、岡山県周辺地域、長崎県等で農協を通じ使用拡大中。
5) カボス…大分県国東地域での底面吸水方式による大苗育苗。ワインメーカーでも展開。
6) ブルーベリー…長野県南信地区での使用開始、岩手県遠野市での実績多し。
  植物関連では兵庫県淡路公園、群馬県フラワー協会、茨城県フラワーパーク、その他小規模園でご利用いただき評価を得ています。又、国立大学を始めとした多数農学部・農業大学校・農業高等学校等でも積極的に使われだされました。
 
【開発企業・問い合わせ先】

グンゼ株式会社 繊維資材事業部 営業企画課 平川(ヒラカワ)
〒541-0055 大阪市中央区船場中央2-3 船場センタービル6-325
TEL:06-6245-0821
FAX:06-6245-3324
E-mail:kenji.hirakawa@gunze.co.jp
H.P:www.gunze.co.jp/seni/index.html



 
 
 
 

 

 

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