ギンモンハモグリガ(= リンゴハモグリガ),

Lyonetia prunifoliella malinella (Matsumura)

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チョウ目(Lepidoptera),

?ハモグリガ科 (Lyonetiidae)


形態・生態

加害部位 葉  
加害形態 幼虫
発生回数・時期 年5-7回(地域、年により異なる)、
越冬形態 成虫(枝幹の割れ目など)
形態 成虫開張 7-8 mm、幼虫体長 7 mm、蛹体長 5mm
分布 九州以北

 

 産卵痕   老熟幼虫    前蛹     蛹


葉に食入した幼虫は3齢幼虫になると葉から脱出し,葉の裏にハンモック状の繭を

形成し、そこで蛹化

  蛹化、2006年6月28日

  夏型成虫  秋型成虫


夏型成虫は白色であるが,越冬型成虫は体色が暗くなる

  • 葉に潜入する害虫であるが,キンモンホソガとは異なり新葉のみを加害する.
    ・ 越冬後,4月〜5月にかけて新葉に産卵する
      (青森:キンモンホソガの越冬世代とほぼ同じ時期に産卵)
    ・ 青森では年5〜6世代,福島では年6世代
    ・ 9月中旬以降に羽化するものは越冬型となる.越冬虫は交尾後越冬する.

    被害葉 幼虫脱出直後 前蛹

     成虫(夏型)

    蛹化07年10月03日

     


    被害葉


    防除

    キンモンホソガ

    1

    世代(

    6

    月下旬)とギンモンハモグリガの第

    1

    世代防除時期とは近い(

    6

    月中旬)ので,

     ネオニコチノイド系剤のように両種に効果のある薬剤による同時防除が可能.

     

    ・ギンモンハモグリガは交信攪乱の対象外であるが,天敵類による抑制が働いていると考えられることから,

     特に被害が大きくない場合は薬剤を不用意に散布しない.


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