たまねぎの簡易堅さ測定機


[要約]
たまねぎの育種現場で簡易に堅さの評価ができる堅さ測定機を開発した。原理は試料に所定の変形を与えるのに必要な応力による評価である。測定で試料を負傷させないので母球として利用でき、また、刺激臭がなく快適に調査ができる。
北海道農業試験場・作物開発部・上席研究官、野菜花き研究室
[連絡先] 011-857-9306
[部会名] 作物
[専門]   育種
[対象]   葉茎菜類
[分類]   研究

[背景・ねらい]
 たまねぎの堅さは輸送性、貯蔵性、品質等に関連する重要な形質の一つであるが、その簡易な評価法がない。そこで携帯性が優れ、廉価で、育種現場で利用できる堅さ測定機を開発し、その測定機を用いて堅さの品種間差を明らかにし、品種育成に役立てる。

[成果の内容・特徴]

[成果の活用面・留意点]
 1)感圧軸を交換すると貫入試験にも利用できる。
 2)たまねぎ以外でも利用できるが、それぞれで測定条件の検索が必要である。
  ・平成8年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分課題名:たまねぎの簡易堅さ測定機 −(研究参考)

[その他]
研究課題名:たまねぎの高品質一代雑種の育成
予算区分:経常
研究期間:平成8年度

発表論文等:タマネギの簡易堅さ測定機の開発と堅さの品種間差異、園芸学雑誌65(別2)、1996


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