捕食性天敵類によるばれいしょのアブラムシ類の個体群抑制


[要約]
 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群抑制に大きく関与している。
北海道農業試験場・生産環境部・虫害研究室
[連絡先]011-857-9280
[部会名]生産環境
[専門] 作物虫害
[対象] いも類 
[分類] 研究

[背景・ねらい]
ばれいしょ生産において重要害虫であるアブラムシ類の防除は、薬剤防除体系が主流となっているが、今後環境保全型農業を進めていくためには天敵を生かした総合的な害虫管理技術が求められている。そこで、ばれいしょのアブラムシ類の発生動態に与える捕食性天敵類の影響を明らかにする。

[成果の内容・特徴]

[成果の活用面・留意点]
 天敵によるアブラムシ類の生物的防除法の開発に利用できる。

[その他]
研究課題名:ウイルス媒介昆虫の疫学的解析
予算区分:経常
研究期間:平成8年度(平成4〜8年)

発表論文等:Prey species of Orius sauteri(POPPIUS)(Heteroptera:Anthocoridae) in a potato field in Hokkaido,Japan.,Appl.Entomol.Zool.,29,614-616,1994
Seasonal population prevalence of aphids with special refence to the production of alatoid nymphs in a potato field in Hokkaido,Japan.,Appl.Entomol.Zool.,30,121-127,1995
Population fluctuations of aphids and their natural enemies on potato in Hokkaido,Japan.,Appl.Entomol.Zool.,30,129-138,1995


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