たまねぎ新種子親系統「北見交25号」
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[要約]
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たまねぎ新種子親系統「北見交25号」は、球肥大性が良好な特性をもつ細胞質雄性不稔系統であり、三系交配によるF1品種育成のための種子親として海外での利用が期待されている。
北海道立北見農業試験場・研究部・園芸科ホクレン農業協同組合連合会・農業総合研究所
[連絡先]0157-47-2146
[部会名]作物
[専門]育種
[対象]葉茎菜類
[分類]研究
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[背景・ねらい]
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ホクレン農業総合研究所(以下、ホクレン農総研)との共同研究により、球肥大が良好であり、軟質で辛みが少なく調理、加工適性に優れた業務用品種の育成を目標とする。
「北見交25号」は、ホクレン農総研が導入した細胞質雄性不稔系統「AOPFA」を種子親、北見農試育成の「WTN8785-07B」を花粉親とする単交配一代雑種である。平成7年から生産力検定、加工適性検定及び道内各地における適応性検定を実施してきた。「北見交25号」は、実用品種としての優秀性ではやや劣るものの、海外で親系統(種子親)としての評価が非常に高いため、親系統として成績を取りまとめる。
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[成果の内容・特徴]
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ホクレン農業総合研究所(以下、ホクレン農総研)との共同研究により、球肥大が良好であり、軟質で辛みが少なく調理、加工適性に優れた業務用品種の育成を目標とする。
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「北見交25号」は、ホクレン農総研が導入した細胞質雄性不稔系統「AOPFA」を種子親、北見農試育成の「WTN8785-07B」を花粉親とする単交配一代雑種である。平成7年から生産力検定、加工適性検定及び道内各地における適応性検定を実施してきた。「北見交25号」は、実用品種としての優秀性ではやや劣るものの、海外で親系統(種子親)としての評価が非常に高いため、親系統として成績を取りまとめる。
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[成果の活用面・留意点]
本系統は、海外においてF1品種育成のための種子親系統として利用する。
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[平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名および区分]
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課題名:たまねぎ「北見交25号」(研究参考)
[具体的データ]
表1、表2
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[その他]
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研究課題名:業務用途並びに秋播栽培に適するタマネギ新品種育成試験
予算区分 :共同
研究期間 :平成10年度(昭和60〜平成10年)
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