| 1. |
1995年から2000年にかけての農家戸数の減少率は、上川中央・当麻町において8.3％であった。一方、南空知・南幌町では17.9％であった。それ以外の市町村における農家戸数の減少率は12％台であった。 |
| 2. |
2000年における経営耕地面積規模階層を見ると、上川中央・当麻町、東川町では10ha未満層が中心であった。一方、南空知・北村、南幌町では10〜15ha層が中心であった。また、北空知・深川市では、１ha未満層と10〜15haの２つの層に分化していた。 |
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農家戸数の将来動向予測を行ったところ、上川中央・当麻町、東川町及び北空知・深川市では、ほぼ一定の減少率で推移していくのに対して、南空知・北村、南幌町では減少率が低下していくことが予測された。 |
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経営規模拡大の将来動向を予測したところ、上川中央・当麻町、東川町及び北空知・深川市では10ha未満層が大幅に減少する中、15ha以上層が増加していくことが予測された。一方、南空知・北村、南幌町では15ha未満層が大幅に減少する中、北村では20ha以上層、南幌町では30ha以上層が増加していくことが予測された。 |
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いずれの市町村でも、2000年時点では農家数の最も多い階層、即ちモード階層が明確に存在していたが、2020年にかけてそのモード階層が大幅に減少して小規模層と大規模層とに分化する様相を示す。特に南幌町では2000年でのモード階層である10〜15ha層が大幅に減少する中、2020年には30ha以上層が99戸と全農家229戸のうち、43％を占めることとなる。 |
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このようにモード階層を中心に農家戸数が大幅減少する中、地域で供給される農地の担い手はより大規模な階層に移行していくと予測された。 |
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以上のように、将来動向予測は規模拡大・縮小の増減分岐点とともに、農地の担い手となる規模階層も示すことができる。 |
