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宿根草全65品目107品種および球根類全39品目64品種について露地での据え置き栽培を行い、うち旺盛な生育を示した宿根草44品目63品種および球根類12品目17品種について生育および開花特性を示した(表1、表2)。
宿根草の生育、開花特性 |
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草丈30cm前後の植物の一部は地表全体を覆い尽くすため雑草の繁殖をある程度抑制るためグラウンドカバーとしての利用が期待される。 |
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生育の優れていた品種の中でも草丈が1m前後にまで達するものが全体の50%近くを占め、切り花としての利用も期待される。 |
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草丈が50cm程度の品種には花茎数・花蕾数が多いため開花時には全体的にボリュームが感じられるものもあり、花壇での栽培も適していると思われる。 |
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ほとんどの品種で開花期間は1ヶ月前後であったが、なかには3ヶ月以上の長期に渡る植物もみられる。 |
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50%以上の品種の開花期が6〜7月に集中している。開花期が最も早い品種は5月上旬である。また、開花期が最も遅い品種は10月中旬である。
球根類の生育、開花特性 |
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一般に草丈は低く花壇に適していると思われるが、草丈が1m近くに達する品種も存在し、切り花としても利用可能である。 |
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開花期が7月であるものは5品目6品種、6月であるものは4品目8品種存在し、全体の約2/3がこの時期に集中して開花する。 |
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開花期が早い品種では4月下旬から開花を始まる。開花期が遅い品種では9月中旬でとなる。 |