ダイズシストセンチュウ防除技術としての輪作およびアカクローバ間作の再評価


[要約]

[キーワード]

[担当]道北海道農研・根圏域研究チーム
[代表連絡先]電話011-857-9260、電子メール seika-narch@naro.affrc.go.jp
[区分]北海道農業・生産環境、共通基盤・病害虫(虫害)
[分類]技術・参考


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. SCN密度は、非寄主作物栽培下で年間約60%減少する(図1)。
  2. 秋まき小麦にアカクローバを間作した場合、アカクローバすき込み時(10月上旬)のSCN密度は、対照の小麦のみ(非間作区)よりも有意に少なくなる(図2)。
  3. その後のSCN密度もアカクローバ間作区の方が低く推移し、間作翌年5月の密度は初期密度に対して約70%低下、翌々年5月で約90%低下となる。しかし、これらの低下率と非間作区の密度低下率との差は小さく、統計的に有意ではない(図2)。

[成果の活用面・留意点]

  1. アカクローバの栽培法は、秋まき小麦への間作である。秋まき小麦の起生期(4月中・下旬)に播種(散播)、間作し、9月下旬〜10月上旬にすき込む。
  2. アカクローバの生育を確保するために、小麦収穫残渣を除去する必要がある。
  3. 非寄主作物の輪作およびアカクローバ間作によるSCN密度低減効果を評価する資料として活用できる。
平成20年度 北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「ダイズシストセンチュウ防除技術としてのアカクローバ間作および輪作の再評価」(指導参考)

[具体的データ]

[その他]




目次へ戻る