低温処理を利用したアリウム「札幌1号」、「札幌2号」の長期連続出荷技術


[要約]

[キーワード]

[担当]北海道農研・寒地地域特産研究チーム
[代表連絡先]電話011-857-9260、電子メールseika-narch@naro.affrc.go.jp
[区分]北海道農業・水田・園芸作、花き
[分類]技術・参考


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. アリウム「札幌1号」は定植前に球根を5℃・乾燥条件で3か月間、アリウム「札幌2号」は2か月間低温処理することにより、加温促成栽培を行った時の開花が最も早くなるとともに、開花率が高まり切り花長も長くなる(表1)
  2. アリウム「札幌1号」を9月中旬から3か月間低温処理をして加温促成栽培を行うと4月上中旬に開花し、8月下旬からの低温処理では3月上旬開花と、露地栽培に比べ2.5〜3.5か月早く開花する(促成栽培、図1)。アリウム「札幌2号」を9月中旬から2か月間低温処理した場合は3月下旬開花、8月下旬からの低温処理では2月中旬開花と、露地栽培に比べ3〜4か月早く開花する(図1)
  3. 加温促成栽培で形成された切り下球を低温処理することにより年内開花が可能となる(超促成栽培、図1)。6月中旬から2.5か月間低温処理を行うと、2品種とも10月下旬に開花する。7月中旬から2.5か月間低温処理を行うと、12月中下旬に開花する。
  4. 普通栽培、促成栽培、超促成栽培の組み合わせにより、60cm以上の切り花を10月から6月まで連続して出荷することができる(図1)

[成果の活用面・留意点]

  1. 切り下球を利用した超促成栽培では定植時が高温となるため、換気や遮光により気温を下げ、切り花品質の向上を図る。

[具体的データ]

[その他]




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