人為突然変異によって得られた半矮性ダッタンソバの遺伝子座および収量性


[要約]

[キーワード]

[担当]北海道農研・寒地地域特産研究チーム
[代表連絡先]電話011-857-9260、電子メールseika-narch@naro.affrc.go.jp
[区分]北海道農業・畑作、作物
[分類]研究・参考


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. χ2検定の結果によると、原品種と半矮性系統の交配F2世代の分離は3:1に適合しており、半矮性は単一の劣性遺伝子に支配されている(表1)
  2. .片側ダイアレル交配により得られた交配F1の草型から、半矮性系統はIRBFT-6、20、45内の交配F1は半矮性、同様にIRBFT-38、63、67、77内の交配F1は半矮性である。したがって半矮性系統は2群に分けることができ、かつ群間の交配F1は野生型であることから、2つの遺伝子座sdAsdBが関与する(図1)
  3. 半矮性系統の草丈は「北海T8号」の1/3〜1/4で、全ての半矮性系統の茎は「北海T8号」より太く耐倒伏性である(表2)
  4. 子実重はIRBFT-6、20、45 (sdA) の群がIRBFT-38、63、67、77 (sdB) の群よりも優れる(表2)

[成果の活用面・留意点]

  1. 半矮性系統の最適な栽培法は未確立である。
  2. sdA sdB の相加効果は確認していない。
  3. 半矮性系統の入手は農業生物資源研究所ジーンバンクあるいは放射線育種場に問い合わせる。

[具体的データ]

[その他]




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