酪農経営における委託生産イアコーンサイレージの導入条件の事前評価


[要約]

[キーワード]

[担当]北海道農研・北海道農業経営研究チーム
[代表連絡先]電話011-857-9260、電子メールseika-narch@naro.affrc.go.jp
[区分]北海道農業・畜産草地
[分類]研究・参考


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. 経営計画モデルでは、地代、コントラクタ委託料金等は、イアコーンサイレージ受入価格(以下、受入価格とする)に反映するものとする。その他、経営計画モデルによるシミュレーションの前提条件を表1に示す。また、ここではイアコーンサイレージを導入しない購入濃厚飼料多給による飼養を「慣行」とする。
  2. 配合飼料価格が現行の55円/kgの場合、イアコーンサイレージの受入価格が55円/kgならば、所得は216千円減少する(表2)。イアコーンサイレージの受入価格が49.7円/kg以下となると、イアコーンサイレージを導入した方が所得は増加するようになる。したがって、受入価格は49.7円/kg以下が望ましい(図1)
  3. 受入価格を55円/kgとし、配合飼料価格を変化させてイアコーンサイレージ導入の場合と慣行とを比較すると、配合飼料価格の上昇に伴い所得差が縮まり、60.1円/kgで双方の値が同じとなる。さらに、配合飼料がこの価格を超過して高騰すると、イアコーンサイレージを導入する方が所得が高くなる(図2)

[成果の活用面・留意点]

  1. イアコーン栽培受委託が成立するための、畑作経営における低コスト化の目標となる。

[具体的データ]

[その他]




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