植物の耐凍性を向上させるRNAシャペロン遺伝子


[要約]

[キーワード]

[担当]北海道農研・低温耐性研究チーム
[代表連絡先]電話011-857-9260、電子メールseika-narch@naro.affrc.go.jp
[区分]北海道農業・生物工学
[分類]研究・普及


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. AtCSP3は、大腸菌のCSP欠損株の低温致死性を回復させることから(図1)、大腸菌CSPと同一機能タンパク質であり、RNAの2次構造を解きほぐすRNAシャペロンである。
  2. AtCSP3は常温下においては細胞分裂が盛んな根端及び茎頂に特異的に発現し、低温下ではその発現が亢進する(図2)
  3. AtCSP3欠失変異株は、野生株に比べて低温馴化前後の耐凍性が共に低下する(図3)
  4. AtCSP3の過剰発現体は低温馴化前後の耐凍性が共に向上する(図4)

[成果の活用面・留意点]

  1. 他の植物においても、相同遺伝子を高発現させることで耐凍性が強化されることが期待される。

[具体的データ]

[その他]




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