ウイルス病検定マニュアル
ウイルス病検定マニュアル
DNAの抽出
DNAは比較的安定している物質なので、手袋等の使用は必要ありません。比較的簡単に抽出できますが、慣れない方はキットの使用が便利です。以下にお勧めのキットと操作法を示します。
Nucleon PhytoPureによるDNAの抽出
(RNA抽出はこちらに解説しています。)
1.試料0.1〜0.2gをReagent I 600 μlで磨砕する(堅い試料の場合は、液体窒素を使うか、乳鉢ごと-80℃で凍らせてから磨砕すると良い)
2.Reagebt IIを200 μl加えて、65℃ 5min処理
3.Phytopure樹脂 100 μl (固まっているのでよく混ぜてから使う)とクロロホルム 500 μlを添加
4.遠心分離 (15,000 rpm, 5min)
5.上層の水層を新しいチューブに入れる
6.等量のイソプロパノール(2-propanol)を入れ、室温で10 min放置
7.遠心分離 (15,000 rpm, 10min)
8.水層を捨てて、70%エタノールを100μl加える
9.エタノールを捨てて、風乾する
10.TEに溶解する
操作編に続く
PCR, RT-PCR(DNA抽出編)
2007年1月4日木曜日