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 日本初の黄色いお米「初山吹」   (2010.07更新)
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(新規物質)
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◆新規物質を含みお米の芯まで黄色い新品種

・「初山吹」(はつやまぶき)は良食味米「キヌヒカリ」の突然変異から生まれた、日本初の「黄色い」お米です。

・これまでに報告のない「oyzamutaic acid A-G」という複数の新規化合物を含み、その機能性等の用途開発が期待されます。(詳しい情報はこちら→
・ 2008年に品種登録を出願しました(出願番号 第23176号)。

左:初山吹 右:キヌヒカリ
※初山吹に含まれる新規化合物は、食品での含有の報告例がないため、食用としての利用に当たっては安全性の確認が必要と考えられます。そのため、種子の提供は共同研究のパートナーなどに限定し、利用許諾に基づく原種苗提供は行っていません。

・私たちは,oryzamutaic acid A-Gの産業利用に向け,共同研究パートナー(民間企業や大学)を募集しています.サンプルの提供については,ご相談下さい.

育成地における特性

左:初山吹 右:キヌヒカリ
白米の断面
胚乳部分の芯まで黄色いのが特徴です。


左:初山吹 右:キヌヒカリ
新規色素成分は水溶性で
ご飯も黄色く着色します



左:初山吹 右:キヌヒカリ
稲の草姿や栽培特性はキヌヒカリに近く、
同様に栽培できます。