バラの「ソーラーローズシステム」における低コスト栽植密度
- [要約]
- バラの低コスト・省力生産技術「ソーラーローズシステム」では、床幅140cm、通路80cm、条間100cm、株間40cm、2条植えの疎植栽培(7.5株/3.3m2定植)を行うことにより、慣行栽培(10株/3.3m2定植)と同等の切り花品質・切り花収量が得られる。
- [キーワード]
- バラ、低コスト、省力、疎植
- [担当]
- 長崎総農林試・野菜花き部・花き科
[連絡先]0957-26-3330
[区分]九州沖縄農業・野菜花き
[分類]技術・普及
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[背景・ねらい]
- 「ソーラーローズシステム」は、10株/3.3m2定植で、切り花品質・切り花収量が向上する。
しかし、さらに疎植栽培が可能と考えられるため、7.5株/3.3m2定植における「ソーラーローズシステム」の生産性を検討する。
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[成果の内容・特徴]
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- 「ソーラーローズシステム」の疎植栽培(7.5株/3.3m2)では、10a当たり種苗費は720,000円となり、慣行栽培の960,000円に比べると75%に種苗費を低減できる(表1、表2)。
これを、従来の切り上げ栽培の種苗費1,536,000円に比べると、47%に大幅に低減することができる(表1、表2)。
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疎植栽培は、慣行栽培と同等の切り花品質・切り花収量が得られる(表3)。
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[成果の活用面・留意点]
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[具体的データ]
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表1 栽培法と栽植密度

表2 10a当たり種苗費

表3 「ローテローゼ」の「ソーラーローズシステム」における定植法と切り花本数
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[その他]
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研究課題名:不耕起による切り花の連続栽培技術確立
予算区分 :県単
研究期間 :2002〜2005年度
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