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デルフィニウム・シネンシス系の11〜12月出荷作型に適した長日処理時間


[要約]
デルフィニウム・シネンシス系の11〜12月出荷作型において日長延長法で18時間日長の長日処理を行うと、開花が促進し、良質の切り花が得られる。

[キーワード]
デルフィニウム、シネンシス系、長日処理

[担当]
宮崎総農試・花き部・育種科・栽培科

[連絡先]0985-73-7094	
[区分]九州沖縄農業・花き	
[分類]技術・普及	

[背景・ねらい]
デルフィニウム・シネンシス系の栽培では草丈伸長と開花促進を目的に長日処理が行われている。しかしながら、適した処理方法は明らかでないので現地では様々な方法が行われている。そこで、デルフィニウム・シネンシス系の11〜12月出荷に適した長日処理の方法を検討した。

[成果の内容・特徴]
  1. 暗期中断と14時間より長い日長で生育が促進する。その効果は日長が長くなるほど高くなる。

  2. 11月から開花させるには16時間以上の日長が必要である。11月の開花株率は日長が長いほど高くなる。

  3. 日長時間が長いほど切り花長は長くなるが、18時間と20時間では差は見られない。
    20時間日長ではやや切り花が貧弱になる。

[成果の活用面・留意点]
  1. 品種「ハイランドブルー」を供試した試験結果である。

  2. 定植直後から長日処理を開始した試験結果である。

[具体的データ]

表1 抽だいおよび開花状況


表2 旬別開花率 (単位:%)


表3 切り花形質

[その他]
研究課題名:戦略的切り花品目の新栽培技術開発
予算区分 :県単
研究期間 :2001〜2003年


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