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宮古地域におけるマンゴー連年結果樹の葉数


[要約]
島尻マージ地域の連年結果樹は、隔年結果樹に比べて果実1個あたり及び果実1kgあたりの葉数が多く、それぞれ概ね60葉/個と130葉/kgである。

[キーワード]
マンゴー、島尻マージ、連年結果、隔年結果、葉数

[担当]
沖縄農試・宮古支場・園芸研究室

[連絡先]電話0980-72-3148	
[区分]九州沖縄農業・果樹	
[分類]技術・参考	

[背景・ねらい]
宮古地域の島尻マージおけるマンゴー黄化症を助長する一つの要因として着果負担が考えられる。そこで隔年結果樹及び連年安定生産樹の収量と葉数及び葉面積を調査し、適正着果の水準を明らかにする。

[成果の内容・特徴]
  1. 連年結果樹の1樹あたりの収量はわずかながら、年々増収し、高収量で安定しているが、隔年結果樹は年による変動が大きい(表1)。

  2. 合計葉数と総葉面積は隔年結果樹に比べて連年結果樹が多い(表2)。

  3. 果実1個あたりの平均葉数は隔年結果樹が31.8葉であったのに対し、連年結果樹は2倍の62.6葉である(表3)。

  4. 果実1kgあたりの平均葉数は隔年結果樹が71.7葉であったのに対し、連年結果樹は131.1葉である(表4)。

[成果の活用面・留意点]
  1. 表年と予想される樹の1個あたり及び1kgあたりの葉数とする。

  2. 島尻マージ地域の葉数に応じた着果数の基準とする。

  3. アルカリ土壌地域での活用とする。

  4. 大玉生産に活用できる。

[具体的データ]

表1 2001年から2003年の1樹あたりの収量


表2 2002〜2003年の1樹あたりの葉数と葉面積


表3 果樹1個あたりの葉面積と葉数


表4 果実1kgあたりの葉面積と葉数

[その他]
研究課題名:マンゴー黄化症発生要因の解明と樹勢回復技術の開発
予算区分 :県単
研究期間 :2001〜2003年度


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