[連絡先]電話0993-83-2811 [区分]九州沖縄農業・茶業、生産環境 [分類]技術・参考
1)有機質肥料(菜種油粕、大豆粕、肉骨粉、魚粉)を黒ボク土茶園土壌に添加し(窒素として150mg/100g相当)、3段階(摂氏15、20、25度)条件で無機化試験を行う。
2)各温度の無機化量を単純型モデルN=No[1-exp(-kt)](N:窒素無機化率(%)、No:可分解性窒素量(%)、k:無機化速度定数(1/日)、t:摂氏25度変換日数(日))にあてはめ、無機化特性値を求めた。
3)無機化試験に供試した土壌は、鹿児島県茶業試験場内の牛ふん堆肥700〜800kg/10aを3年間、秋に連用し、年間窒素施肥量が50kg/10aのほ場から0〜10cmの深さで採取した多腐植質黒ボク土を用いた。土壌の化学性を表2に示す。


図1 有機質肥料の月別窒素無機化率

図2 菜種油粕の施用時期別窒素無機化予測(地温:鹿児島茶試平年値)

表2 供試土壌の化学性
研究課題名:多様な品種特性に適応した環境保全型栽培技術の確立 予算区分 :県単 研究期間 :2003〜2004年度