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乾草脱落量の少ない組立式ロールベール用草架の開発


[要約]
今回開発した組立式草架は、ロールベールの大型(直径135cm)および中型(直径115cm)乾草に対応でき、採食ロス率を5%以内に抑えることができる。開発した草架は、2人で約35分の実作業時間で組み立てられる。

[キーワード]
草架、ロールベール、組立式、採食ロス率

[担当]
大分県農林水産研究センター・畜産試験場・草地飼料担当、(株)北原電牧

[代表連絡先]電話0974-76-1216	
[区分]九州沖縄農業・畜産草地(草地飼料作)	
[分類]技術・普及	

[背景・ねらい]
乾草の収穫作業は、タイトベールからロールベール体系に移行しており、大家畜の飼養規模も年々多頭化が進み、運動や日光浴のためのパドックを設けて、ロール乾草を与える農家が増えてきている。しかし、草架の周りには牛が喰いこぼした乾草が散乱しており、1割から2割が無駄になっている。農家経営の経費節減と乾草の有効利用を図っていくため、採食ロス率5%以内の草架開発を目的とする。

[成果の内容・特徴]
  1. 採食部の形状、乾草収納部、乾草の地上高を改良したことにより、既存草架で18.8〜10.5%あった採食ロス率が4.5%に減少する。(表1表2写真1

  2. 採食部の1辺を上下180度回転可能な開閉式にすることにより、地上80cmの低い位置からのロール挿入が可能である。(写真2

  3. ロールベール保持棒を2段階に可変することにより直径135cmと115cmのロール乾草に対応できる。(写真3

  4. 乾草収納部の底面を着脱式の4分割10cmメッシュとする。(写真3

  5. 運搬経費軽減を図るため現地組立式とし、組立に要する実作業時間は2名で約35分である。(表1

[成果の活用面・留意点]
  1. 草架は、平成18年3月頃までに販売予定。

  2. 屋根部のシート受けパイプ及びシートは、別注として販売予定。

[具体的データ]

表1 既存草架と組立式草架の性能


写真1 開発した草架(組立式低床型)


写真2 採食部開閉式扉


写真3 ロールベール保持棒及び乾草収納箱底部


表2 採食試験における草架の評価

[その他]
研究課題名:簡易ロールベール用草架の開発
予算区分 :県単独
研究期間 :2003〜2005年度


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