Navigation>>九州沖縄農業研究センター >> 研究成果情報 >> 平成17年度目次

イタリアンライグラスサイレージを用いた混合飼料給与による黒毛和種子牛育成


[要約]
黒毛和種子牛育成において、イタリアンライグラスサイレージを約4割含む混合飼料を育成期間(120〜240日齢)給与すると分離給与と同等の栄養摂取量および発育が望める。

[キーワード]
混合飼料、黒毛和種、子牛、育成、イタリアンライグラスサイレージ

[担当]
長崎畜試・大家畜科

[代表連絡先]電話0957-68-1135	
[区分]九州沖縄農業・畜産草地(大家畜)	
[分類]技術・参考	

[背景・ねらい]
本県では黒毛和種繁殖経営の安定と段階的な規模拡大を促進し、経営基盤の強化が求められている。しかし子牛生産が増加した場合、牛舎施設等の問題から子牛の月齢や雌雄を考慮した飼養管理は困難となる。

そこで、子牛の月齢や雌雄を考慮せず、粗飼料摂取割合を均一化し、粗飼料および濃厚飼料をバランス良く採食させることが可能な混合飼料給与による黒毛和種子牛育成方法について検討する。

[成果の内容・特徴]
  1. 粗飼料と濃厚飼料を混合して給与すると粗飼料と育成用配合飼料を分離して給与する場合と同等の栄養摂取が可能であり、粗飼料からの摂取量割合が高い(表3)。

  2. 混合飼料給与は去勢子牛で120〜150日齢、雌子牛で210〜240日齢の増体量がやや劣るものの、育成全期間では分離給与と同等の発育を示す(図1)。

  3. 混合飼料給与は分離給与と比べ、飼料費を安価にすることができる(表3)。

  4. 混合飼料を給与しても分離給与と同等の発育(体高)が望める(図2)。

[成果の活用面・留意点]
  1. 哺乳期用飼料から混合飼料に切り換える場合は、1ヶ月程度(90〜120日齢)かけて徐々に切り換え、混合飼料への十分な馴致が必要である。

  2. 黒毛和種子牛育成への混合飼料給与方法の参考となる。

[具体的データ]

表1 飼料成分


表2 給与飼料の成分および配合割合


表3 黒毛和種子牛の飼料摂取量


図1 体重および増体推移


図2 体高推移

[その他]
研究課題名:育成牛の効率的な生産技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :1999〜2005年度


目次へ戻る