Navigation>>九州沖縄農業研究センター >> 研究成果情報 >> 平成17年度目次

イタリアンライグラスサイレージを用いた混合飼料による乳用子牛育成技術


[要約]
乳用育成牛へイタリアンライグラスサイレージを用いてTDN72.8%、CP15.5%に調製した混合飼料を給与することにより、育成期の飼料摂取量が増加し、種付け可能な発育値までの発育が早くなる。

[キーワード]
乳用育成牛、イタリアンライグラスサイレージ、混合飼料

[担当]
長崎県畜産試験場・大家畜科

[代表連絡先]電話0957-68-1135	
[区分]九州沖縄農業・畜産草地(大家畜)	
[分類]技術・参考	

[背景・ねらい]
本県の酪農及び肉用牛経営において、イタリアンライグラスは栽培が容易で、家畜の嗜好性も高いことから、冬期の飼料作付けの大部分を占めている。しかし、乾草生産は、天候の不順等の影響で適正な調製が非常に難しい。
そこで、天候に左右されず安定的に高栄養なイタリアンライグラスを収穫できるラップサイレージ技術に注目し、これらのイタリアンライグラスサイレージを用いた子牛育成用混合飼料が、種付け基準までの発育に及ぼす影響を明らかにする。

[成果の内容・特徴]
イタリアンライグラスサイレージと濃厚飼料を混合して給与する区を試験区、イタリアンライグラス乾草と育成用濃厚飼料を分離給与する区を対照区とし、乳用子牛7頭(試験区4頭、対照区3頭)を用いて飼料摂取量および発育状況調査を行った(表1)。

  1. 混合飼料を給与することにより、8ヶ月齢までの粗飼料摂取量を向上できる(図1)。

  2. 体高、体重の発育は両区共に、日本ホルスタイン登録協会発育基準値を上回って推移する(図2図3)。

  3. 混合飼料を給与することにより、種付け基準に体高は307日、体重は331日で到達する(図2図3)。

[成果の活用面・留意点]
  1. イタリアンライグラスサイレージを用いた子牛育成用混合飼料調製および給与時の参考となる。

[具体的データ]

表1 混合飼料組成および成分(DM%)


図1 飼料摂取日量比較


図2 体高の推移


図3 体重の推移

[その他]
研究課題名:イタリアンライグラス高品質調製技術および給与技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :2003〜2005年度


目次へ戻る