電照栽培パッションフルーツの枝の切除時期と程度
- [要約]
- 施設栽培パッションフルーツの電照開始時の枝の切除時期は、電照開始後に無切除か半切除することによって、第1着花節位が主幹部近く、花数も多くなる。
- [キーワード]
- パッションフルーツ、電照開始、切除程度
- [担当]
- 沖縄農試・名護支場・熱帯果樹研究室
[代表連絡先]電話0980-52-0052
[区分]九州沖縄農業・果樹
[分類]技術・普及
-
[背景・ねらい]
-
電照栽培パッションフルーツの枝の整枝は、電照開始前後に旧結果母枝を主幹部に近い節から除去し、切除後に伸長した新梢に着花させるが、切除時期・程度によって、花芽の消失や開花位置の低下がみられる。そのため、旧結果母枝の最適な切除時期、程度を明らかにする。
-
[成果の内容・特徴]
-
-
切除時期は、電照開始日以後に実施すると第1着花節位が主幹部に近く、花数も多い(表1)。
-
切除程度は、無切除か半切除を実施すると第1着花節位が主幹部に近く、花数も多い(表1)。
-
[成果の活用面・留意点]
-
-
仕立て法はつり下げ型垣根整枝とし、樹高は160cmとした。
-
栽培管理は沖縄県の栽培指針にもとづいて行う。
-
切除後に発生する新梢は、主幹部の各節に1本発生させ結果枝とする。
-
[具体的データ]
-

表1 切除時期と程度が開花に及ぼす影響
-
[その他]
-
研究課題名:養液・電照栽培によるパッションフルーツの省力・周年・多収技術
予算区分 :団体受託
研究期間 :平成16年度(平成15〜17年度)
目次へ戻る