スターチス・シヌアータのプランタを用いた養液栽培における給液量
- [要約]
- スターチス・シヌアータの粉砕杉皮とボラの混合培地を用いた養液栽培における給液量は、コスト面から1プランタ(59×19×17cm)1日当たり約1Lが適当である。
- [キーワード]
- スターチス・シヌアータ、養液栽培、給液量
- [担当]
- 宮崎総農試・花き部・栽培科
[代表連絡先]電話0985-73-7094
[区分]九州沖縄農業・野菜花き
[分類]技術・参考
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[背景・ねらい]
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スターチス・シヌアータの杉皮とボラの混合培地を用いた養液栽培における適正な給液量を検討する。
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[成果の内容・特徴]
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11月から3月までの収穫本数は各区に大きな差は見られない(表1)。
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切花長別収穫本数はL以上(70cm以上)の本数が1.0L区でやや少なくなったが、有意な差ではない(表2)。
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花茎の硬さの割合についてはすべての区で90%以上が硬く、給液量の違いによる大きな差は見られない(表3)。
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[成果の活用面・留意点]
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培地は粉砕杉皮とボラを容積比7:3で混合したものを使用した場合の結果である。
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[具体的データ]
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表1 給液量の違いが月別収穫本数に及ぼす影響(本/株)

表2 給液量の違いが切花長別収穫本数に及ぼす影響(本/株)

表3 給液回数の違いが花茎の硬さ割合に及ぼす影響(%)
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[その他]
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研究課題名:戦略的切り花品目の栽培技術開発
予算区分 :県単
研究期間 :2001〜2003年度
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