[代表連絡先]電話0994-62-2001 [区分]九州沖縄農業・畑作 [分類]技術・普及
本機は畦を跨いで走行する門型走行台車に、新開発の支柱回収装置を装着して支柱を抜取りながら回収するものである。本体の門型走行台車は、既に実用化・普及が進んでいるトンネル敷設機(支柱打込み・被覆資材展張)として利用されているもので、支柱回収装置は当該門型走行台車のアタッチメントとして利用するものである(図1、図2)。
支柱回収方法は、回転輪中央に設けたフックで支柱を掛けベルトと回転輪(表面ゴム貼)の隙間に誘導したのちアーチ上部2カ所を上下から挟持し回転力で上方へ抜取る。抜取った支柱はガイドで後方に誘導し収納する。収納容量は支柱径により変動するが概ね100〜130本である。
支柱回収作業能率は0.7h/10a(1名作業)程度、人力による被覆資材回収1.9h/10aと合わせるとトンネル回収に要する全作業時間は2.6h/10a程度で、人力作業の43%程度の省力効果が見込める。また、支柱回収精度は99%以上である(表1)。


図2 支柱抜取り回収原理

表1 支柱回収性能
研究課題名:1)栽培手法の共通化等によるカンショ・露地野菜を基幹とした高収益畑輪作体系の確立 2)地域特産露地野菜等の低コスト高品質生産機械化作業技術の確立 予算区分 :1)助成2)県単 研究期間 :1)2002〜20042)2004〜2005年度